山地防災体制強化研修会が午後から朝来庁舎にて行われました。
当日の工程は、〔1〕資料をもとにした研修→〔2〕土石流実験装置見学→〔3〕現地研修会の流れで進みました。
平成21年8月に発生した台風9号では朝来農林管内で数多く山地災害が起こり、現在復旧が進んでいるところです。
その中、朝来農林治山課から実演の依頼をいただき、土石流実験装置(ダムあり・ダムなし)による土石流発生時の被害状況とともに、治山ダムの効果・目的を説明しました。
写真は実演の様子です。
限られた時間の中で、土石流実験装置の実演を2回することができました。
治山ダムありの実験装置で1回目は、2基の治山ダムを不透過型で行い、土砂の抑止効果・土石流速度の緩和から人家への被害軽減状況を見ていただきました。
2回目は上流部を不透過型、下流部を透過型(スリットダム)で実演を行い、スリットダムの流木捕捉・土砂抑止効果を見ていただき、施設の目的を理解していただきました。