新春を迎えて
明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、健やかに新しい年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
平素は、当協会の業務の推進につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
昨年は、新型コロナウィルスのかつてない感染拡大のなか、多くの尊い命が失われました。
ほんとうにお気の毒で、心からご冥福をお祈り申し上げます。
山地災害もまた、全国各地で発生しました。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
近年は、地球温暖化の影響に伴う気候変動による降雨量が増大するなど、
今や、どこに住んでいても、誰であっても、自然災害の被害を受けてしまう気がします。
毎年発生する豪雨災害、さらに南海トラフ地震による津波の危険度も高く、常日頃から防災・減災に備えなければいけません。
国においては、こうした状況を踏まえ、
「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を強力に推進しています。
この対策を確実に山地の復旧や予防、流木対策、災害に強い森づくりなどの「緑の国土強靭化」、
及び林道等の路網整備などを通じた「林業の成長産業化」へとつなげていかなければなりません。
当協会としても、全力で治山林道の大幅な予算獲得が実現できるよう汗をかいてまいります。
また、減災に向けた普及啓発も大事です。
当協会の土石流モデル実験装置は、製作から20年近く経過し、県内はもとより全国各地に貸し出しするなど、人気を博したイベントツールでしたが、本年、流木災害防止などの機能も追加した新たな装置が完成する運びです。
今年はコロナを乗り越え、新装置による普及啓発をさらに進めてまいります。
令和4年の新春を迎え、当協会職員一同気持ちを新たに、治山林道事業の推進に取り組むとともに、改めて技術の向上に努めて参りたいと考えておりますので、会員各位のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、皆様のご健勝と一層のご活躍を心より祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。