会員の皆様には、健やかに、新しい年を迎えられたことをお喜び申し上げます。
平素は、当協会の業務の推進につきまして、格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
さて昨年は、全国各地で多くの生命・財産が失われる痛ましい災害が多発した年となりました。9月には長野県、岐阜県にまたがる御嶽山で水蒸気爆発が発生し、多くの登山者が被災し、死者・行方不明者が発生しました。11月には長野県北部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、多くの家屋が倒壊し、負傷者を出しました。
また、2月から8月にかけては台風等の豪雨による災害が発生しました。特に8月には前線による豪雨で多くの土砂災害が発生し、兵庫県においても丹波市などを中心に多くの箇所で災害が発生しました。
当協会としましても、被災直後から、2次災害防止や復旧事業計画策定のため県、丹波市当局のご指導の下、協力させていただいているところでありますが、今後とも1日も早い復旧に向けて、微力ながら努力してまいりたいと考えております。
わが国は豪雨等による気象災害に常習的に襲われていますが、近年、これまで経験したことのない未曾有の集中豪雨が発生する傾向にあり、これまで以上に災害に強い県土づくりに努めなければなりません。
国土を強くし、しなやかにし、また兵庫県の「第2次山地防災・土砂災害対策5箇年計画」を着実に実施することが、今後の地域の安全・安心につながるものと確信しています。
今後ともこれらの事業計画の推進に協力し、また治山・林道関係事業の予算確保にしっかりと努力して参りたいと考えておりますので、会員の皆様のご協力を賜りますようお願いいたします。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍を心より祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。