昭和51年度から進められてきた林道「笠形線」が、32ヵ年の年月を経て、事業費70億46百万円が投じられ平成20年3月に全線が開通しました。開通を記念して、去る4月27日(日)に、県及び林道沿線市町並びに地元関係者が集い、市川町上牛尾地内の笠形山が遠望できる林道沿い広場で、開通記念碑「笠道(井戸知事揮毫)」の除幕式が行われました。
笠形線は、福崎町大貫地内の県道・三木宍粟線を起点に、釜坂峠、舟坂峠を経由して、笠形山の東側山麓を縦断し、多可町加美区奥荒田地内の県道・加美宍粟線を終点とする総延長34.4kmの林道です。
この林道の両側には、3,539haに及ぶ広大な森林が広がり、多くの動植物が生息しています。今後は、この林道が適切に維持管理され、これら森林の適正な整備・保全が進められるとともに、自然環境教育の場として活用されるなど大いに期待されているところです。